カンブリア宮殿 アルプス技研 最高顧問 松井利夫
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- 企業は人なり。企業の未来は人だ。
- 技術者がお客さんのところに出向いて、設計開発して図面に仕上げる
- 社内では作業着姿。安心し、くつろげる
- 1968年、25歳で独立
- 社員50名頃、アルプス技研の派遣社員へのクレームがきっかけで、人材育成に力を入れた
- 地獄の訓練。80年代にブーム。松井も参加し、訓練を受けた。良い勉強になり、新鮮みすら感じた。社員も送り込んだ。そのうち、アルプス技研の社員は規律正しくしっかりしている、と評判に。
- 休日に社員が集合し、会社が定期的に拓く勉強会。先端の技術を学べる
- 年1回、ロボットコンテストを開催。技術力・団結力を強める
- 欲求不満を解消。人材派遣会社なのに、自社工場がある。設計が専門だが、物作りをしたいという欲求が出てくる
- 月1で社員と登山。(ビデオでは高尾山)
- 浪花節だよ 経営は
- なぜメーカーは自社で設計しない?
- 人手が足らない。サイクルが短い。
- 技術者の平均単価は?
- 10年くらい前は時給3100円。今年は3700くらい。高いひとは1万円くらい。
- なぜ自社工場があるのか?
- 技術者は自分が設計したのがどう作られるのかが気になる。製品になって初めてやったぞと思う。設計段階だけ担当しているので、どこで
- なぜ社員の出戻りを認めているのか?
- 現在70名くらい。引き抜きなど。経営は浪花節的なところも必要。合理的 浪速的経営の時代。残り3割は人情感情も残しておきたい
- 地獄の訓練とは?
- 夜間に40キロ歩くとか。社員の2割くらいが研修から帰ってきたら、会社の雰囲気が変わった。目に見えて分かった
- なぜメーカーは自社で設計しない?
- 教育・研修
- 新入社員200人。入社前研修
- アルプス技研の先輩社員が講師。全国から精鋭を選り
- 声出し。ひたすら大声を出す研修
- 研修期間5泊6日
- 内観=自分の内面を見つめる研修。2日間朝8:30〜9:00
- ビジネス10ヵ条の暗唱。秒数制限有。
- 研修の感想:殻を破れた。自信がついた
- 同時期、社長を初め幹部も内観研修
- ヒューマンデベロップメントによる研修
- 「身勝手な社長に誰がついていくのか」などと言われる社長でも容赦されない厳しい研修。
- 新入社員研修に参加しても良い人?と、会場へ質問
- 変わるきっかけに良い。私の会社でも取り入れたい
- ビデオを見る前の村上の印象
- 「何かを振り落とすんだろうね。余分なものを。人材育成には納得できるけど、ああいう方法なのか。」
- なぜやらないといけないのか?
- 自分をガードしていた自意識を取る、余分なモノを取って、大事なモノを手に入れる為にやっている?(村上)
- 現実はやらないと企業が持たない。
- 毎年辞めるのが2,3人
- 企業は頭から腐る。トップ自らが後ろ姿で示すということ
- 年間の教育費用は?
- 年間2億〜3億円。新入社員教育で3,000万〜4,000万。短期的には効果は無いかもしれないが、5年10年スパンではある。よく不況の時に「3K=会議費・交際費・研修費」は切らないと行けないと言われる。でも研修費は切ってはいけない。研修費を切るとジリ貧になる
- 新入社員200人。入社前研修
- 日本が目指す道とは?
2008年4月14日放送
「企業は“人”なり
〜組織を強くする、社員の育て方とは〜」
ゲスト:松井利夫
(アルプス技研 創業者)【放送内容】
トヨタ、ソニー、キヤノン・・・
世界に名だたるニッポンの製造業。その“モノづくり”の現場で、製品の「開発」や「設計」など“頭脳”を担っているのは、各メーカーの社員とは限らない。各メーカーに“設計のプロ”を送り込む、「技術者派遣会社」という業界がある。単純労働などがメインの登録型の派遣会社と違い、機械や電気の専門技術者ばかりを正社員として抱え、期間を決めて各メーカーに派遣するのだ。団塊世代の引退や少子高齢化で技術者不足が叫ばれる中、技術者派遣会社はいま、フル稼働状態。その業界大手の1つが「アルプス技研」だ。アルプス技研の強みは“技術者のクオリティ”と言われる。技術力だけではなく、派遣技術者1人1人の“人間力”が、各メーカーに評価されているという。実はアルプス技研には独特の社員教育システムがある。新入社員はもちろんのこと、幹部社員や役員までもが、人間としての成長を目指し、定期的に研修を受けるシステムだ。「アルプス技研の歴史は人材育成の歴史」と言われるほど、同社は人材育成に力を入れてきた。
そのアルプス技研を40年前に創業し、東証1部上場にまで育て上げたのが、現在最高顧問の松井利夫だ。
「経営が苦しいからといって社員教育を疎かにする企業が多いが、それではジリ貧になるだけだ」
松井に問う―――企業はいかに社員を育てるべきか!?