PCリテラシからネットリテラシへ

何をAPIで公開しよっか?って相談できる人が社内にいるか?

あるコミュニティに対して、有益かつ再利用可能な情報が社内にある場合、Web-APIでそれを公開するのは、ビジネスとして考えても良いことの1つだよね。僕は自社で「何をAPIで提供したら面白いことがあるか?」を考えてみた。で、その中で面白いことに気づいた。それは、API公開のネタ関係を相談できる人はいないかしら?と社内であたりを見回したところ、そういう事を相談できる人が1人もいない!ってこと。社外ネットワークにはいっぱいいるのだけれども(笑)

で、「あれ?これってどういうことだろう?」と思い、考えてみた。

うちはいわゆる「通信キャリア」と言われている会社で、社員のPCリテラシは高い(と思う)。例えば、事務員がAccessSQLを発行しDBに問い合わせをする、とか、Excelマクロバリバリな女性事務員がたくさんってな感じ。でも、ネットリテラシには疎い。トップページは○ahoo!Japanです、みたいな。

僕は、ここ(高PCリテラシ x 低ネットリテラシ)に違和感を感じるわけです。

PCリテラシ <> ネットリテラシ

ワタシは今27歳。パソコンやインターネットに触れて9年です。僕が初めてパソコンにハマった1998年頃は、パソコンに詳しい人(PCリテラシのある人)は大概インターネットにも詳しかった。とは言っても、当時のインターネットは、なんとかってフリーソフトが出たらしいよ!とか、HTMLを書いてFTPでアップとか、どこどこのリンク集は使えるとか、今ネットでこれが話題だよね〜、yahoo/googleでこう検索したら便利!みたいな感じの知識だったけどね。

でも今は違ってきていると思う。パソコンという箱に詳しくても、ネット上の話題になってるサービスとか、これからネットがどうなるか?みたいな話題で盛り上がれる人は少ない。

今の会社で新入社員研修を遠目で見てると、相変わらず箱の知識を一生懸命詰め込んでる。こんなことで世の中の動きについていけるのだろうか?と不安になる。確かにキャリアビジネスは物理レイヤーでのサービス提供者で、その基本知識は必須です。それに、アプリレベルのサービスはほとんど行っていない。でも、ネットリテラシについては知っていなければいけない事が多いと僕は思う。

ITの常識 = PCリテラシ && ネットリテラシ

PCリテラシはあって困らないし、知っておく必要は絶対にある。それに加えて、今はネットリテラシが必要。まだまだ体系だったものは無いので、何を知っておくべきか?をまとめることは出来ないけど、最近話題のこの本なんかは結構ためになるかもね。

ソーシャル・ウェブ入門 Google, mixi, ブログ・・・新しいWeb世界の歩き方

ソーシャル・ウェブ入門 Google, mixi, ブログ・・・新しいWeb世界の歩き方

404 Blog Not Found書評 - ソーシャル・ウェブ入門[BETA]
本書「ソーシャル・ウェブ入門」は、「面白い」という点でも「使える」という点でも、これまで書かれたWeb2.0本の中の最高峰である。速読できるのに後でまた読みたくなる。内容が濃いのにのどごしすっきり。後発だから当然というなかれ。このクォリティは、ほんとすごい。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50813650.html

  • こんな方におすすめ

    • 強力にいま社会を変えつつあるWeb世界の現状を知りたい方
    • Web2.0と呼ばれるサービスを俯瞰して、ビジネスに応用したい方
    • GmailmixiYouTubeなどの新リテラシーを身に付けたい方

技術評論社 書籍概要ページより引用
http://www.gihyo.co.jp/books/syoseki.php/978-4-7741-3081-1