最初の会社は社会人人生に大きな影響を与える

僕の会社にも新入社員が入ってきた。彼らはビジネスマナーやら部署説明やら、何かしらの研修を受けている。そうして、彼らは企業人としてのスタートを切るわけだ。

「最初の会社は社会人人生に大きな影響を与える」

転職した身としてはつくづくそう思う。社会人としての標準が、その会社の標準によって作られる可能性が高いからだ。仕事への厳しさや毎日の過ごし方、売り上げへの考え方、コスト意識など、ビジネスに対する多くの事が最初の会社基準になると思う。

僕が最初に就職したのはコンサルティング会社だった。と言っても、コンサル会社で有名な外資系でも無く、業界でもほとんど知られていない会社だった。でも、元々は日本にその人ありと言われる名経営者の会社の子会社でもあり、非常に厳しい会社だった。そこで鍛えられたからこそ、今の僕があるわけだ。今思えばありがたいものだ。

今、新たな社会人となった新人たちの研修に補佐で入っている。ひよっこ達を鍛えるフォッカーのような気分だ(笑) 研修の度に質疑応答があり、彼らはどんどん質問をぶつける。まるでそれが仕事であるかのように。

会社でのレースはすでに始まっていて、質問をする人としない人では、そこに明らかに差が出ている。アピールをしなければ始まらないし、アピールする人間はだんだんと限られてきている。僕ですら、顔を覚えてしまった。

気になってるのは、知識をアピールする質問をする人が多いということ。新しいビジネスならまだしも、既存ビジネスに新人が知識で対抗してもしょうがない。自分が本当に知りたい事をどんどん質問すれば良い。問題意識があれば質問なんて出てくる。本当にがんばって欲しいものです。