働くひとのためのキャリア・デザイン

働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書)

働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書)

まだ中盤までしか読んでいませんが、残る部分を抜粋。
キャリア・ドリフトという概念と、その節目でデザインし、ドリフトをしながらセレンディピティを楽しむ。キャリアドリフトという概念を早期に知っておくべきだった。更に深めて行きたいと思わせる良著。

「節目でのキャリア・デザインにまつわる」二対の表意一体問題

テーマ 表の命題 裏の命題
デザインとドリフト キャリアをデザインするときは、節目(移行期)をデザインすることが必要である。節目の時でさえデザインするという発想をもしもたなかったなら、一生ドリフトしたままになるかもしれない。 節目さえしっかりデザインされていれば、それ以外のとき(移行期と移行期の間の安定期)はドリフトしても良い。それどころか、キャリアを歩む上での発送や行動のレパートリーを豊かにする上で、しばしばドリフトしたほうがいいことさえある
自己決定と相互決定 キャリアを節目でデザインするときには、それを究極的におこなっているのは、周りの人や、組織やネットワーク(の中の他者)ではなく、キャリアを歩む本人だ。自己決定なくして、キャリアデザインはあり得ない。 キャリアを節目でデザインするときには、周りの身近な人や、組織やネットワーク(のなかの他者)から、多種多様な助言、機会、応援、後押しが、節目の選択に影響する。