Lingrイベントで梅田さんの魂の叫びのようなものを感じて

直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ

梅田さんのこのコメントはこれから数年間の間、僕たちの心の中にとどまって、結果、日本を変えると思う。

[コラム] 直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。二十歳にもなれば、その人のすべてはもう顕れている。その自分の良いところを見つけるには、自分の直感を信じ(つまり自分を信じるということ)、自分が好きだと思える「正のエネルギー」が出る対象を大切にし、その対象を少しずつでも押し広げていく努力を徹底的にするべきだ。そういう行動の中から生まれる他者との出会いから、新しい経験を積んでいけば、自然に社会の中に出て行くことができる。「好きなこと」と「飯が食えそうなこと」の接点を探し続けろ。そのことに時間を使え。
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20070317/p1

就職/転職/挫折前夜

今日のLingrイベントは僕にとってJTPA第1回シリコンバレーツアー以来の転機なのかもしれないと勝手に思い込んで、次のステップを踏み出そうとしています。僕は大学/大学院と情報工学を専攻してきました。特に授業が面白いということも無かったのですが、コンピュータ特にインターネットに触れていることが楽しかった。そして、大学4年生からはビジネスに興味が出てきた。時はベンチャーブーム。その中で、自分なりにまっしぐらとやってきましたが、計画でも利益が出ず、仲間とも仲違いとなり、登記前に起業を断念。

シリコンバレーとの出会い

そんな時にせっかくだから卒業旅行じゃ!ということでシリコンバレーツアーへ行った訳です。何より、僕の衝撃はプログラマの人が息抜きにプログラムを書いていたこと。そのくらい好きなことを仕事をしている人が目の前にいる。また、梅田さんの「好きなことを仕事にしろ!」は響いた。第1回ツアーということで、何か面白そうだね!っていうことに惹かれる参加者との時間は純粋に楽しかったし、このコミュニティでは僕はいつも以上に自然体でいられて、とても居心地が良かった。帰国してから3年経つ今でも、彼らとは定期的に会って飲み、互いにモチベートしあえている。これは僕にとってはかけがえの無い宝ものだと思う。ほんとに。でも、当時の僕はどこかで自分は負け犬と思っている節があった気がする。それはサラリーマンなんてくそくらえと思っていた自分が起業を失敗し、サラリーマンとして働くことが許せなかったということなのだろうと、今思う。そんなサラリーマンかどうかなんて全く関係ないのにと今なら簡単に言える。ちっぽけなプライドを持ってたのでしょう、多分ね。サラリーマンより起業が偉いみたいな。

就職

時間は流れ、いざ就職となります。僕はコードを書かないと始まらないということで、SEを希望していたんですけど、結局のところ、何故か「社長人事でコンサルタント配属」などど訳の分からない理由をつけられコンサル部署へ配属された。まあ与えられたことを一生懸命やろうと思い、1年半がむしゃらに働いた。いろんな知識/経験はできた。やりがいもある、お客さんからも好かれる、上司からもかわいがられる。生意気だとは言われても何食わぬ顔をしてやれることをやった。でも、何かが足りない。そして転職する。ありがちなコンサルからユーザ側への転職。そこでもがむしゃらに働いた。

挫折から復帰へ

ある時、頭痛がひどく、体が起きれない。睡眠不足と疲労から倒れてしまった。診断は、身体には問題ないということで鬱病。転職して半年も経たないうちに、長期休暇をとることになった。鬱病?正直ギャグかと思った(笑)でも、どうやらホントらしい。体が言うことを聞かないし、やる気も起きなかった。

Lingrすげーぜ!ありがとう!

今はそんな感じから復活し、やっと復職しようかという時期。そんな時期にこのLingrイベントに参加し、ネットの向こうにいる人たちとこんなにも楽しく、有意義な時間を過ごせた。これも全てインターネットのおかげ。オープンソースのおかげだし、シリコンバレーのおかげ。Lingrのおかげだし、江島さんのおかげだし、梅田さんのおかげだし、JTPAのおかげだし、こうやってblogを書けているのもHatenaのおかげ。みんなのおかげ。こんなに言うと気持ちわるいけど、みんなのおかげです。ネットの向こう側に繋がっているみんなのおかげ。本当にうれしいし、ありがたい。

そんな気持ちで、今回のまとめを作っていった。このネットを介したエネルギーみたいなものをより広く伝えたい思いで。すると、すぐに伝わっていく。こんなにエキサイティングなフィールドは無い。やっぱり僕はインターネットとその周りにいる人たちが好きなんだって思う。ネットコミュニティへの貢献とかオープンソースの参加者のモチベーションとか、頭では理解できてただけで、本当のところは(まだかもしれないけど)理解できてなかったんだな〜って今回のことで思った。今まで以上にディーブにこの世界に浸って時間を過ごして行こうと決意した1日でした。