キャリアも恋も手に入れる、あなたが輝く働き方

自分が定時に帰って、会社でのロールモデルになる。そういう選択も確かにありますね。目から鱗でした。

僕がロールモデルになろう。

さて、会社では、特定の部署で深夜残業が日常的に行われています。それに対して、「部下が残業するには上司自らが書類を作成し、その上司と人事部の承認が必要になる」通達が人事部より出ました。これは、メンタル不全による休職の急増や、社員の慢性的な長残業がそうさせた模様です。人事部は、継続して、定時退社の促進やワークライフバランスの観点で自分の仕事を振り返ろう、などのメッセージを伝えています。

次は社員が動く番です。

僕は、メンタル不全で休職しました。その間も給与は出ているわけなので、会社からすれば投資です。休職した経験があると分かると思いますが、復帰後の会社では結構肩身が狭いものです。

メンタル不全で休職した人は、それからどういうキャリアが在るのか?

正直、分かりません。リアルに考えると、その後のキャリアなんて、ほとんど無いんじゃないかと思います。でも、それは自分次第なんでしょうね。少なくても、おとなしくしておこうなどとは思わずに、積極的にチャンスを活かしていこうと思います。

2008.8.20追記

この本で一番印象に残ったのはここでした。進化に生き残るのは、変化に対応し続けたもの、というのは、僕のテーマにしているところです。「変化」への感度を高め続けたいものです。

人間というのは面白いもので、新しい環境に直面したとき、「失うもの」にばかり意識が向くと、その環境の変化を非常にネガティブにとらえてしまい、どんどんマイナス発想のスパイラルに入っていきます。逆に、新しい環境でしかできない「新たに得られるもの」に意識が向き出すと、新しい環境を前向きに、ポジティブに楽しめるようになっていくのです。(中略)環境が変わると必ず失うものもありますが、新しいチャンスもある。どれだけチャンスの方に早く気持ちを切り替えて目を向けられるか、ということが肝心なのだと言うことを学ぶことができました。(p.49より)