知識革命 = インターネット x 知識の構造化

東大 小宮山総長の講演内容が朝日新聞サイトにアップされているのを見つけたので、自分の為にとても簡単にまとめてみた。

ポイントは、爆発的に増えた知識を構造化し全体を俯瞰すること、かな。

東大・朝日シンポジウム「情報革命と人類の未来」
小宮山宏氏の基調講演
テーマ「情報革命と大学の役割」
引用元:http://www.asahi.com/sympo/070202/02.html

背景/現状認識
  • 20世紀というのは知識が爆発的に増えた時代です。
問題/課題
  • しかし、知識が増えたおかげで、かえって全体像がつかめなくなってしまったという負の側面も現れてきております。
解決の為のアプローチ
  • 大学が行うべきは「知の構造化」、つまり、一つひとつが独立してしまって、お互い見えなくなってきた、その分野間の関係をもう一度取り戻すことが大事なのではないか

知識革命 = インターネット x 知識の構造化

で、上記に加えて知識革命についての小宮山さんのご意見。

知識革命

私が申し上げたいのは、「インターネット」と「知識の構造化」の掛け算をすると「知識革命」にいくのではないかということです。情報と知識は違うものです。専門家ではないので、いいかげんな定義ですが、情報というのは一つひとつのばらばらなもの、知というのは、もう少し上位概念です。グーグル、あるいはヤフーを検索すると何か出てくるが、それは決して全体像を与えてくれるような知ではない。知はやはり人間がつくるものです。そうすると、インターネットと知識の構造化が掛け算されれば、情報革命ではない知識革命にいけるのではないかというのが、私のポジティブな意見です。