SkypeとPHS

福岡の友人がPHSで僕のPHSに電話をかけて来ました。
PHSは携帯に比べて音が悪いねぇ」
と彼は言います。

おかしい。

WillcomのホームページにはPHSは携帯に比べて音がいいって書いてあるのに、僕らの感覚では音は悪い。電波状況が悪いのかなと思ったので、Willcomのページでアンテナを調べると、250m圏内に4本もアンテナがある。ん〜、何でだろう。。

音が悪いということで、Skypeに切り替えると、友人は
「こっちの方がいい音するね」
と言います。Skype同士、PHS同士は音声通信は無料です。だから音がイイと感じる手段で会話するのは普通の流れですよね。でもここで何か腑に落ちないんです。それは、やっぱりPHSは音がイイという宣伝文句と実際に僕らが感じる事のギャップがあることです。

Willcomは技術的な側面からPHSは携帯に比べて音がイイ(=携帯電話よりPHSの方が音声の帯域が広いよ)って言ってるのだと思うのですが、エンドユーザは実際そういう風には感じていない。あと、彼と僕の耳が携帯電話の音質に慣れてるということも、帯域が広いが故に周囲の不要な環境音まで伝えてしまうPHSの音を、「音が悪いな」って感じる原因とも言えそうです。

理由はともあれ、宣伝文句でPHSは音がイイって言ってるのに、実際に使って一度でも感覚的に音が悪いって感じたユーザは、騙された感があります。技術的に優れている事とユーザが実際に使ってどのように感じるかは別の話だと言うことだと思います。

PHSは音がイイ」これを技術的な観点と同時に感覚的にもそう思えるようにする事が大事なんだと思います。