脳は変わることができる!プロフェッショナル 茂木健一郎スペシャル

以下、NHKプロフェッショナルで放送された茂木健一郎スペシャルの番組中にとった走り書きメモです。今回もすばらしい内容でした。最先端の研究内容を、実学に応用する具体法をどんどん伝えてくれる番組がこれからも続くとよいですね。

  • 大人の脳も使い方で大きく変わる
  • 脳はわからないことも多いし、個人差もある

記憶

  • 脳の働きは暗記だけではない。暗記はとっとと終わらせればいい
  • 効率の良い暗記法
    • 記憶のメカニズムを理解すべし
    • 記憶には、長期記憶と短期記憶がある
    • 暗記とは、短期記憶を長期記憶にすること
鶴の恩返し勉強法
  • ポイント
    1. テキストから目を離して思い出しながら書く
    2. 何度も声に出して書く
  • 声を出して読み上げながら文字を書き出す
  • 長期記憶を入れておく側頭連合野は見たり聞いたり触れたりといった五感を司る
  • 自分の声を聞き、自分で書くことで、側頭連合野は活性化される
  • ノートに書き出すときに、テキストを伏せ、言葉を思い出しながら書く
  • なりふりかまわず、声を張り上げ、体全体で行うことがコツ。とても人には見せられないので、鶴の恩返し勉強法と名付けた
  • 英単語を覚えるのは、この方法で在る程度うまくいく。しかし、言葉は単語を覚えるだけではない。生身の人間と会話することが大事。外国語を使って場数を踏むことで、更に良くなる

集中力

  • 現状
    • 人の出入りや話し声が気になって集中力が続かない
    • 声をかけられて、仕事が中断させられる
  • 会社で仕事の中断はさけられない。しかし、中断後、すぐに集中状態に戻れる
短時間集中法
  • 生活の中の空き時間で、短めの仕事を集中して行うこと
  • すぐに集中できなくても、無理矢理でも始めることが大事
  • いつでもどこでもスイッチを入れることを繰り返す
  • ニューロンは何かの行動をとるとき、他のニューロンと組み合わさって回路をつくる。行動を繰り返すと回路は強化されることが分かっている。すぐに集中する行動を繰り返せば、集中する回路が強化されると考えている
  • エレベーター待ち。プリンタ出力待ち。トイレに行っている間。など、様々な時に集中する
  • 具体的な行動をしたほうが脳をコントロールしやすい。頭の中だけで考えることは難しい
  • いつも歩いている道が考えるのに一番いい
  • 脳は何か感覚入力が無いと、それを埋めようといろいろと作り出してしまう。ある程度、注意を向けなくて良い感覚の入力がある方が考える事に集中できる
  • 毎日歩いている道で考えるのが一番良い
  • 一番効率の良い集中時間は?
    • 無い。脳には引き込み現象がある。細切れの時間を有効活用する
  • やろうと思ったらいきなり始める

人を育てる

  • 学生を育てる方法
  • 褒めのアスリートになる
    • 良いところを見た瞬間、タイミングを逃さずに反応して褒める。これが褒めのアスリート
  • 褒められたり、達成感を感じるとドーパミンが放出される。ドーパミンが出ると、その直前の行動を繰り返したくなる
  • 具体的な行動をさせないためにしかるのは有効
  • もっと勉強しなさい、もっと良い子になりなさいと言っても、何をしても良いか分からない。具体的な行動を示唆して褒める方が良い
  • 特定の行動を褒める
  • 褒めるために、相手のことをよく見る
  • 良いことを見つけることが大切

Q&A

  • 仕事モードを「家モード」に切り替えるには?
    • 脳にはいろいろなモードがある。使わないと損。日本語が完璧に話せる外人に道を聞かれたときに、変な日本語で答えるモード、とか
    • 頭で何とかしようと思ってもだめで、身体とか周りの環境から入るのが良い。自身がリラックスできる動作や手続きがあるはず。例えばお風呂や着替えること。仕事の道具が入っている鞄を投げるとか。
    • それをすると自分がリラックスできる、という行動のスイッチを見つけるのが良い
    • 脳には新しい環境に適応する能力がある
  • 脳とリーダーシップの関係。うまくいくか分からない新しい仕事を任されたとき、人を巻き込み成功させる方法は?
    • まずリーダーが確固たるビジョンを持ち、この新しい事業は成功するという揺るぎない信念を持つこと
    • 自分の中で揺らぐことがあるとしても、それを絶対に部下に見せてはいけない
    • 脳は、確実なものと不確実なもののバランスを取ろうとする。そのときに、リーダーがビジョンがあって、確固たる信念がある場合、確実なモノを作ってくれる。その分だけ、不確実なことを受け入れている
  • 友達と話をしているといつか飽きる。どうすればいつも新鮮な気持ちを持ち続けられるか?
    • 飽きるということは確かにある。脳は好奇心に満ちている。新しい刺激が無い場合に飽きる
    • どんな人でも気づかない奥行きがある。それを発見してあげればいい
    • 自分が成長し変わり続ければ飽きることがない。自分が変われば、相手の違ったところを見つけることができる。だから、相手に変わってもらうことではなく、自分が変わること。
    • 人に頼るところがあるかもしれない。自分でいろいろと工夫するとよい。依頼心が強いと飽きやすい傾向
    • なぜ飽きるのか? ネオフィリア=新し物好き。人間だけが常に新しい刺激を求める。だから文明が進化した

脳は変わる事ができる

番組最後の茂木さんのコメント。素敵すぎる。自分の正体なんていつまでも分からないんだ!

脳は変わることができる。日々先に進むことができる。是非これを皆さんに知って欲しいですね。脳が持っている能力を一つだけ言うなら、僕は「脳は変わることができる」ということだと思います。ですから、自分の人生を決めつけないで欲しいんですよね。もう、自分はこういう人間だって分かってしまった。そういう風に、自分の正体が分かったという風には思わないで欲しい。自分の正体なんていつまでも分からないんだ、という位の気持ちでいた方が変わることができる、脳の潜在能力を生かすことができると思います。僕だって、未だに自分の正体は分からない。それくらいに思わないと勿体ないです。これから先も。